2025年06月

またアライグマ

またアライグマ被害のお宅からのご依頼をいただきました。

今回のケースは天井裏への換気口を破壊されて侵入されてました。

しかも、その換気口はモルタルで固められていたのに破壊されてたんですよ!?

今までのケモノ被害は、ということがほとんどでしたが、今回のように換気口を破壊されたり、

今年あったんですが、瓦をずらされて、その下の野地板を破られて侵入されてました。

こうなると、確実に安全ですよ!っていうのは無いンじゃないかと!?

今回の現場は洗濯物干し場の柱から屋根に上がり、くだんの換気口から天井へ侵入されてました。

 

 

 

 

屋根の上には足跡が

クッキリ残ってます

 

 

 

 

 

こちらは天井裏が押し入れというか、倉庫という造りになってまして、そこが目一杯荒らされて

家の方も気持ち悪くて片付けも出来ないという有様でした。

 

 

 

 

散々な状態です

 

 

清掃前

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清掃前

 

 

 

 

 

 

奥の方には大量のフン

 

 

清掃前

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清掃後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清掃後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清掃後

 

 

 

作業手順としては写真の通り、清掃して、侵入口を閉じて最後にノミ、ダニなどの消毒

をしていきます。ケモノ対策は大体この手順でやらせていただいてます。

 

ほんとにケモノ被害のご相談が増えてます。主に天井裏の被害が9割以上でしょうか!?

天井から不審な物音がする、変なにおいがするようになったなど何か異変を感じたら、

早めに対応した方がいいですよ!?

お力になれるかもしれませんので、そういうことがございましたら、ぜひご連絡ください!

ということで、今週もありがとうございました。

 

湿気の怖さ

今日から6月です。

今回は5月の最後の現場での湿気の怖さの紹介です。

ヤマトシロアリの羽アリが出たということで、駆除の依頼をいただきました。

シロアリ被害も結構なものでして、一部はナイアガラ状態でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木材の内部を食害されているため、注入していない穴から薬剤が流れ出しています。

これをうちではナイアガラ状態と呼んでいます(笑)

 

で、問題はここよりも湿気被害です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは床の間の下になります。

家が古いんで、傾いて床の間にひずみが出たっていうのは言われてたんですが、

床下から確認したら、お座敷と奥の間の間の柱が折れてました。

これはシロアリ被害ではなく、湿気によって木材が腐り、荷重に耐えれなくなったものです。

手前の大引きや束などは改築したもので新しくなってますから、その後に肝心の柱が

折れてしまったんじゃないかと思われます。

 

これは褐色腐朽菌によるものだと思われます。褐色腐朽菌は木材の繊維を縦横に分断

するように破壊してしまう特徴があります。木造住宅にとっては大変危険な菌です。

湿気対策はお金もかかりますが、必要だと判断されたらやっておくべきです!

木造住宅の天敵は湿気、シロアリ、雨漏り、そして火事です!

この4つには皆さん気を付けておいて下さい、逆に言えばこの4つさえちゃんとしてれば

木造住宅はとっても長持ちします。

 

さてさて、5月も無事に乗り切れました。皆様のおかげです!

6月も頑張っていきます、ということで、今週もありがとうございました。